薄く雨が降る寒い日ですが、稽古場は元気。
ZOKKY組も公演を終え、いよいよまっしぐらに『Proof』に向かいます。
前半は身体をほぐすこと中心にやり、今日は本読みを長めに。
脚本の面白さに引っ張られ、どんどん気持ちが乗っていきます。
シーンが終わったあと、面白い、もっともっとやりたい、といった表情の役者さんたち。
私個人的には二幕四場にやられる。
このシーン、読んでるだけでも心がひりひりするし、今日は観ていてちょっと涙が出そうに。
やー、でもまだまだこの本には埋もれている仕掛けがあるのです。
書かれていること、いないこと。
繋がりを発見したり、違和感に立ち止まったり。
潔く美しく、計算高く、手強い本です。
デヴィッド・オーバーン、『Proof』。
更に訳者である谷さんの選び出した日本語が、流れるようなリズムをつくっている。
この脚本、たくさんの人に読んでほしいなぁ。
もったいないような気持ちになります。
《本日の稽古内容》
・足指組み
・親分マッサージ
・空間を歩く(ピッチ変えて)
・ダイアローグ(兄弟設定で、役として)
~おやつの時間~
・輪になって倒す
・本読み(二幕一場~五場途中まで)
《演助メモ》
・ダイアローグ中も役の身体を意識する
・キャサリンをこう扱っちゃダメ10ヵ条
・なぜロバートとクレアのシーンが無いのか
・場にある空気とちがうものを持って入ると面白い
《写真》
ダイアローグ中のロバート先生とハル。ハル緊張気味?