2008年11月30日日曜日

【演助日記(はらだ)】11/27(木)‏


まず稽古の前に、コロさんよりチラシが配られる!
このブログにも画像が載ってますが、コロさんが美しくてはっとしますね!
なんというか、ルミネかパルコのクリスマス、みたいな印象。
字体が好きだなぁ。折り込みチラシの中でもぱっと目を引くはず。
出会える日をお楽しみに。

稽古は全体の流れを掴むための本読みから、
シーンの輪郭をくっきりさせていく立ち稽古に移行。
世莉さんの投げ掛ける問いによって、どんどん密度が濃くなっていくのがわかります。
エキサイティング!

《本日の稽古内容》
・足の指で動く
・ラジコンで鬼ごっこ
・空間を歩く(ピッチ変えて)
・ダイアローグ(兄弟設定で、役として)
~おやつの時間~
・円になって座る
・本読み(二幕五場)
・立ち稽古(一幕一場)

《演助メモ》
・制約(ルール)の中で目的に沿って、自由に
・それぞれのシーンのピークをつかむ
・この後キャサリンとハルはどうなるのか
・身体の癖をつける、自分の癖を引き算してから足す

《写真》
ちょっとちょっと、いい写真撮れちゃいましたよ!
チラシを表紙にしたお手製台本(すごく綺麗につくってある)を手にしたコロさん、
のうしろで靴下を履く世莉さん。

小谷さんという人(コロ)

こんにちはコロです。
一応役者もブログ一周したところで、
今度は役者間で他己紹介をしたいと思います。

そんなわけで私は小谷真一さんを紹介!
ジャジャン!

小谷さんは今回の座組みの中では
少し異色、
というか、
王子小劇場でたくさん演劇をしている他のメンバーに対し、
王子小劇場の舞台に立った事がない上
王子小劇場に来た事がない、
という珍しい方なのです!

そんなちょっと繋がりが遠かった方を連れてきたんだから
私まじナイスジョブじゃね?
と思うことこの上ない今日この頃。
それほどに素敵な役者さん。
今日も自分で言ってたけど、
ゼロか100か、なすっげー面白い役者さんです。

小谷さんは最近は主にTPTを中心に舞台活動をしている人で、
今回コロブチカに参加することになったのは、
私がTPTの芝居を観た時に
めちゃくちゃいい!
って思ったのと、
私がTPTのワークショップを受けた時に
やっぱめちゃくちゃいい!
って思って
絶対この人といつか芝居したいわー
と決意したのがきっかけでして
まさかこんなに早く実現するとは
もう感無量なんです。

小谷さんは受け皿がでかい。
そして大砲持ち。
何を飛ばしても受けてくれるし
ものすごい攻撃力でガンガン攻めてくる。
それが超オモローだし
エキサイティングゥ~なわけです。
ん?



…みなさん!
王子小劇場で小谷真一が見られるなんてなかなかないですよ!
きっと!
見逃す事なかれ!
ってか観にきたら目が離せないこと必須!
覚悟して参れ。


ちゃんちゃん

2008年11月28日金曜日

【演助日記(はらだ)】11/25(火)‏


薄く雨が降る寒い日ですが、稽古場は元気。
ZOKKY組も公演を終え、いよいよまっしぐらに『Proof』に向かいます。

前半は身体をほぐすこと中心にやり、今日は本読みを長めに。
脚本の面白さに引っ張られ、どんどん気持ちが乗っていきます。
シーンが終わったあと、面白い、もっともっとやりたい、といった表情の役者さんたち。

私個人的には二幕四場にやられる。
このシーン、読んでるだけでも心がひりひりするし、今日は観ていてちょっと涙が出そうに。

やー、でもまだまだこの本には埋もれている仕掛けがあるのです。
書かれていること、いないこと。
繋がりを発見したり、違和感に立ち止まったり。
潔く美しく、計算高く、手強い本です。

デヴィッド・オーバーン、『Proof』。

更に訳者である谷さんの選び出した日本語が、流れるようなリズムをつくっている。
この脚本、たくさんの人に読んでほしいなぁ。
もったいないような気持ちになります。

《本日の稽古内容》
・足指組み
・親分マッサージ
・空間を歩く(ピッチ変えて)
・ダイアローグ(兄弟設定で、役として)
~おやつの時間~
・輪になって倒す
・本読み(二幕一場~五場途中まで)

《演助メモ》
・ダイアローグ中も役の身体を意識する
・キャサリンをこう扱っちゃダメ10ヵ条
・なぜロバートとクレアのシーンが無いのか
・場にある空気とちがうものを持って入ると面白い

《写真》

ダイアローグ中のロバート先生とハル。ハル緊張気味?

【演助日記(はらだ)】11/22(土)‏


コロさん、世莉さん、そして私もちょこっと出演しているZOKKYの合間を縫って、今日も稽古。

前回、他人の身体を観察することから始めて、役の身体をつくっていこうという話がありました。

『Proof』の舞台は1990年代、シカゴ。まず前提として、登場人物がアメリカ人であること。
加えて、浩司さんは自分より大分年上の設定、コロさんは普段と違う女の子的な身体と、それぞれに更にハードルがあります。
その人物の歴史、人との距離の取り方、与える印象、そういった台詞に無い部分を身体で表していく。
説得力を強くしていくために、前半のアップに身体的な内容が盛り込まれています。

《本日の稽古内容》
・印象深い出来事
・鬼ごっこ(競歩で、下半身にタッチ、上半身にタッチ)
・空間を歩く(ピッチ変えて)
・スモールダンス、支える力をなくす
・ダイアローグ(距離を変えて)
~おやつの時間~
・輪になって倒す
・本読み(一幕二場~二幕一場)
《演助メモ》
・5W1Hを持って
・その人物の大目的を、シンプルで力強く明確に
・キャサリン、ハル、それぞれの数学への思い入れ、距離感
《写真》
ダイアローグ中、「近付きたい」こいけさんと「離れたい」コロさん。どっちも楽しそう。

2008年11月27日木曜日

【演助日記(はらだ)】11/20(木)‏

こんにちは。今回、演出助手その2として参加する原田優理子です。

稽古場のこまごましたこと、作品づくりのサポート、をしていきます。
細かな仕事は開拓中。役目のうちのひとつとして、役者さんたちの稽古場日記と並行して、ブログに演助日記をアップしていきますのでお楽しみに。
作品が徐々に立ち上がっていく様をお伝えしていけたら、と思います。

さてさて。コロさん、小谷さん、こいけさん、浩司さんという四人の役者さんたち。
とても魅力的です。こいけさん、浩司さんは世莉さん演出作品にはお馴染み。
コロさんと小谷さんは初めてな訳ですけども、お二人とも身体と心がすんなり開けているので、世莉さんのやり方にもすぐに反応していきます。

この調子で12月の公演に向かっていくと、どんなものすごいところに行き着くのだろう、と内部の人間ながらわくわくしている次第です。
はやくはやく、と思ってしまうけれども、焦らずにゆっくりと、しっかりした下地をつくるために時間をかける、11月中はそんな稽古になっていく予定。


《本日の稽古内容》
・印象深い出来事・鬼ごっこ(爪先と踵をつけて)
・ラジコン
・空間を歩く(ピッチ変えて)
・ダイアローグ(相手を観察→再現、役として)

~おやつの時間~

・輪になって倒す
・本読み(一幕一場~二場)

《演助メモ》
・相手の身体を観察する
・台詞の核を大事にしつつ、相手に反応する
・季節、温度、状態

《写真》
ラジコン中の四人。女性陣は遊び心いっぱいに、男性陣はやや慎重に操作をしていた印象。

2008年11月26日水曜日

11月22日の稽古(鈴木浩司)

11月22日、土曜日、晴れ。

今日は、19時から稽古ちゃん。
五回目の稽古ちゃん。
鈴木浩司です。

稽古は、時間堂がいつもやっているエクササイズから始まり、後半立ち稽古。
いや~読めば読むほど、面白い本だな~と思った。
集まってる役者人も興味深い人達。
まだまだ未完成だけど、完成したら凄い事になりそうだ。
デビッドオーバーン(この本の作家)、俺より年下で、
この作品を10年前に書いてるっていうだから恐ろしいやつだ。
俺達の力で、最高の味に料理してやるぜ!!


ウォー!

2008年11月22日土曜日

シカゴにいきたい(こいけけいこ)


本日はこいけけいこが稽古場blog書かせていただきますm(__)m
顔文字使って大丈夫かしら?
こいけけいこと言います。
反対から読んでも同じ名前です。
父親がギャグで付けました。
宜しくお願いしますm(__)m
今日はなぜかおもしろい感情がたくさん出すぎて抑えられず笑ってばかりいました。
すみませんでした。子供みたいでした。自分の反省書いてしまいました。すみません。
お稽古は黒澤せりさん演出ではお決まりの最近印象深かった出来事をひとりづつ言い、その時どうだったか感情を伝える事から始まります。
みんながどんな人かこいけはこれを聞いて知っていきます。
内容というかどんな風に話すのかが人それぞれでおもしろくてo(^-^)o
これ以外にもこの人はどういう人なのかを知る為にいろんな事をしてお互いの距離とかがわかっていきます。
あ。自分の事も知っていきます。(これ苦手)この表現でせりさん合ってます???
稽古場でやっている事はひとつの意味でなく他にもいろんな事を知る訓練しています。
全部書くと長~いことになるので辞めます。また次回っ。
たぶん。
今日コロさんは疲れていてかわいかったp(^^)q

2008年11月17日月曜日

稽古3日目(小谷真一)

稽古3日目無事終了。
みなさんお疲れ様です、今回ハロルド役の小谷真一です。
この3日の稽古をちょっと振り返ってみます。
今回、演出家含め共演者そして王子小劇場すべて初めてで
正にワクワクとドキドキという心境。
演出の世莉さんが豊富な遊びで緊張と個人の壁を解していく。
少しずつだけど確実にみんなが見えて来る。
これ凄く大切なことで稽古の必要性って、
台本を成立させて行くことより相手を感じて行くためだと改めて思い直した。
この五人でしかできない「プルーフ/証明」のいいスタートでした。

2008年11月14日金曜日

演出家ってなにすんの(黒澤世莉)

演出ノート01
「演出家ってなにすんの」

みなさま、はじめまして。コロブチカ「proof」にて演出を担当する黒澤世莉です。
演出家という職業はなんとなくご存じかと思うのですが、具体的に何をやっている人なのか、わかりますか。
俳優さんや舞台美術、衣装などをつくるみんなに比べて、演出家って漠然としてますよね。
そもそも演出ってなんだよと。

演出家のお仕事とは、ひとことで言えば、「決断して、責任をとる」仕事です。
サッカーの監督とか、オーケストラの指揮者を想像してもらうといいんじゃないかしら。
できるだけ客観的に、いまいるひとびとの実力を観察して、おのおのの意見に耳を傾けて、採用したり却下したりして、もっとも良い結果を出すために考え、行動する。という感じです。
今日は「proof」稽古の2日目でした。
今回の企画の出演者は4人で、私はそのうちコロさんと小谷さんとは、はじめてご一緒します。
こいけさんと鈴木さんは、何度も一緒にお仕事している、とても信頼している方たちです。
私はゆっくり現場を立ち上げていく方だと思うのですが、この4人は手加減をあまり知らないようで、どんどん稽古場の密度を上げてゆきます。
面白い瞬間がぽろぽろ生まれています。
この調子でガンガン失敗して、そして公演ではみなさまに、生き残った強度のある表現をお見せします。
初回、2回目は、もっぱらこいけさんの身体の不自由さを笑ってました。
公演までになんとかしないとねー。
月が綺麗でした。


次回の演出ノートは「江戸の敵を長崎でとる」というタイトルで、「proof」という戯曲についてお話しします。
たぶん。

2008年11月13日木曜日

顔合わせ!そして稽古初日!!(コロ)

さあさあさあさあさあっ!!
遂にやってまいりましたよー
稽古初日!!

そしてキャスト演出初めて全員で顔を合わせました。
もーそれだけでわくわくします。

しかも今日はちょこっとだけ稽古もしました。
時間堂黒澤世莉の演出をうけるのは初めてです。
わくわく全開です。

せりさんはなんとゆうか
とにかく1回全てを受け入れる
そんな気がしました。
だから安心して気を開放できるし
その場所に居ることができる。
あぁこれは絶対であって最高の環境だぞと
そう思わずにはいられない本日。

小谷さんは本当に真っ向から
エネルギーを逃がさない
痛くても受けるし、その分返すパワーもでっかくて
傷つけあいみたく最初はなるかもしんない
でもそういう痛みが、いい、のだと
そして私もそれに負けない力で押し返さないと飲まれる
やばいねえ
これはやばい

こうじさんはなにより優しい
触れ方で分かる
今日せりさんが身体は言葉より雄弁だと言ったが
よく分かる
こうじさんは相手の事をよく見る人だ
そしてそれに想像力を働かせては気持ちのいい様に返してくれる
お父さんだよ
おとーさーん!

こいちゃん
あなたはどこまでも自由だね
場をすべて持ってってそんで迷わせる。
私は面白いなーって引きずられてっちゃあいかんね
私も私でしっかり立つぞー
うんうん
こいちゃんが笑って幸せだ。


こんな現場です。
伝わったでしょうか。
そして今日は時間差でしたが
演出助手の原田優理子ちゃんと佐伯風土さんも
きてくれましたよ!
たのもしい二人であることは言葉を交わさずとも分かった!!


これから1ヶ月とちょっと
出し惜しむものは何もない
2008年をおいてけぼります。
光より早く走りぬけて遅いぞーって
やってやる


やってやる